学会発表のお知らせ:第27回日本医薬品情報学会総会・学術大会にて、槇田副薬剤部長、竹松薬剤師、大野薬剤師が最新研究成果を発表
2025年7月15日
2025年7月5日(土)~6日(日)に広島で開催された「第27回日本医薬品情報学会総会・学術大会」において、当院薬剤部から槇田崇志副薬剤部長、竹松龍人薬剤師、大野由紀子薬剤師が登壇し、薬剤師の病院経営への貢献、供給問題への対応、自然言語処理を活用した有害事象症例検出など、病院薬剤師による研究成果を発信しました。また、大野由紀子薬剤師は、大学院在籍中に取り組んだ研究成果をとりまとめた口頭発表により、優秀演題賞を受賞しました。
シンポジウム発表
シンポジウム⑪ 病院経営に貢献する DI 室力を考える
- S11-3 高額医薬品の在庫 ・ 流通管理への対応による病院経営への貢献
槇田 崇志
共催セミナー
- 患者スクリーニングに関連した薬剤師業務の効率化~DWH および FiSMo の活用について~
槇田 崇志
口頭発表
- 演題:自然言語処理技術を用いたバンコマイシン塩酸塩による有害事象の症例検出
発表者:大野由紀子、青森 達、清宮啓介、西山智弘、奥田りりか、疋田夕真、河添 仁、望月眞弓、荒牧英治、大谷壽一
ポスター発表
- 演題:岡山大学病院における医薬品供給停止 ・ 販売中止にともなう対応状況の実態調査
発表者:竹松龍人、佐田 光、勝部理早、小沼利光、丸尾陽成、槇田崇志、 田中雄太、西原茂樹、座間味義人
槇田崇志副薬剤部長からのコメント
シンポジウムおよび共催セミナーにて、患者スクリーニングの効率化、高額薬剤の管理と病院経営への貢献について発表する貴重な機会を得ました。参加者の皆様との議論を通じ、DI室が果たす役割の広がりと責任を改めて実感しました。今後も医療の質と持続性を両立させるため、現場に根差しながら経営にも貢献できる薬剤師像を追求していきます。
竹松薬剤師からのコメント
医薬品情報室配属1年目の薬剤師として参加しました。他院の医薬品情報室における取り組みやツールの活用事例など、シンポジウムを通じて多くの知見を得ることができました。ポスター発表での意見交換も、大変有意義なものとなりました。今回の経験をもとに、今後は私自身も新たなアイデアを提案していければと考えております。
大野由紀子薬剤師からのコメント
この度は優秀演題賞という栄誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。ご指導いただいた先生方、お力添えいただいた関係各位の皆様に厚く御礼申し上げます。今回の受賞を励みに臨床現場と研究をつなぐ役割を果たせるよう、臨床業務と研究の双方に真摯に取り組んでいきたいと思います。

ポスター発表を行った竹松龍人薬剤師(右)と槇田崇志副薬剤部長(左)

左から優秀演題賞を受賞した大野由紀子薬剤師と大谷壽一教授(慶応義塾大学)